「３日とろろ」で正月太りをストップ！年末年始の宴会疲れを麦ご飯でリセット

今年も残すところ１０日となりました。これから年末年始にかけてイベントが目白押しの方、多いのでは？

こんな時は、気持ちも緩みがちでついつい食べ過ぎてしまいますよね！

毎年、新年早々「あ～、今年もまた正月太りだあー」と後悔していませんか？

今年こそは！！といろんな目標を立てて１年を頑張りたいのに、これじゃあ、出鼻を挫かれた感じですよね。

２０代から３０代の女性を対象にした調査では、２人に１人が正月太りを経験しているという結果が出ているそうです。

太るのは一瞬なのに元に戻すのは何週間もかかります。特に３０代以降になると身体全体の機能の衰えが著しくなり、一度躓くと、元に戻すには若い頃より何倍ものエネルギーが必要になります。

そこで、おススメしたいのが「３日とろろ」なんです。

なぜ、正月太りに「３日とろろ」がおススメなのか、何が凄いのかご紹介していきたいと思います。

「３日とろろ」って何？

「３日とろろ」をご存知ですか？

麦ご飯に、たっぷりのとろろ汁をかけた麦とろご飯をお正月の３日に食べることを「３日とろろ」と言います。



１年の無病息災を願う行事食で主に北日本に広がっていた風習のようです。これを食べると、お腹の具合が良くなる、元気がつく、風邪などの流行り病にならない、魔除けや病除けになるなど・・・と言い伝えられています。

岐阜県の美濃地域の記録によると、とろろをすることで「その年の幸福を家の中にすりこむ」という願いが込められていたそうです。

「３日とろろ」という呼称は山形県や福島県の地域で使われ、食べる日は必ずしも３日ではなく２日に食べるところもあるとのこと。

また、ご飯は必ずしも麦ご飯ではなく、白米ご飯にかけて食べる地域もあり、地域で少しずつ、違いはあるようです。

麦とろは肥満や生活習慣病を防ぐ？

麦とろご飯は低カロリーながら、たっぷりと食物繊維がとれるうえ、腹持ちは抜群です。

麦ご飯の大麦ととろろには肥満や生活習慣病を防ぐ効用が詰まっているんです。

大麦ととろろの効用

大麦に含まれる水溶性食物繊維の「β－グルカン」は、肥満の元凶となる食後の高血糖を抑えるほか、コレステロールの低減作用や排便促進作用があります。

漢方では、水分代謝を良くする作用や気を生み出すのに役立つ食材として位置づけられていて、むくみを取り、胃腸の機能を高め、消化吸収を良くします。

ほとんどの穀類や豆類、野菜に多いのは不溶性食物繊維なので日々の食事で一定量の水溶性食物繊維を取るために大麦は欠かせません。

一方、とろろの材料となるヤマイモは、食物繊維と同じように働く「難消化性でんぷん」をヤマイモ１００グラム当たりで約１０グラムも含んでいます。

また、食後の血糖値の上げやすさの指標となるＧＩ（ジー・アイ）は、加熱したナガイモでは白米ご飯（ＧＩ＝１００）並みに高いが、生ですりおろしたものは１０分の１、ＧＩ＝１０前後と極めて低くなります。

ヤマイモは漢方では加齢やストレスで減っていく「気」を補うアンチエイジング食材です。免疫力を高め、風邪などの冬の病気にかかりにくくしてくれ、とろろのネバネバは、「気」をためるのに役立ちます。

 

先人たちがお正月にその年の健康を祈願して食べてきた麦とろご飯ですが、とても理にかなった食事ですよね。

年末年始の宴会で疲れた胃腸に優しい「３日とろろ」。お正月だけに限らず、胃腸が疲れたかな？と思ったら試してみたいですね！！

御馳走を食べた後は「３日とろろ」で腸からリセットして、来年は健康で「気」の充実した１年を過ごしましょう。

 

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