高倉健に養女がいた！遺品処分をめぐり第二のたかじん騒動か？

俳優の高倉健さん（享年83）が昨年１１月１０日に悪性リンパ腫で亡くなって２カ月経ちました。そんな健さんに”第二のたかじん騒動か？”と囁かれるお家騒動が起きていることを知っていますか？

一体、健さんの周りで何が起きているのでしょうか？

高倉健さんに養女がいた！

生前、プライベートを曝すことを極端に嫌い、私生活も常にスターとしての自覚を持って男気溢れる生涯を貫いた高倉健さん。

そんな健さんに”養女”がいたという事実は昨年末、『週刊文春』（１月１日・８日号）で報じられ、世間の知るところとなりましたが、それまでは、”養女”がいたという事実は誰も知りませんでした。

健さんは、１９５９年２月に女優の江利チエミさん（享年４５）と結婚しましたが、１２年間の結婚生活で子供に恵まれることはなく、１９７１年の離婚後は誰とも結婚することもなく、生涯独身を貫いています。

そうなれば、『週刊文春』で報じられた”養女”が健さんが遺した唯一の”子”となります。

そもそも突然出てきた”養女”ですが、どんな女性かというと、元女優のＴさん（５０歳）ということらしいです。

仕事を通じて健さんと親しくなり、いつの間にか同居を始め、その生活は２０年近く続いていたそう。

Ｔさんは健さんの食事や洗濯、掃除など身の回りの世話を全てして、時には相談相手になるなど献身的に健さんに尽くし、病床に伏せる健さんの看護を一人で続け、病室で健さんの最期を看取った女性です。

そんな存在だったから、健さんもＴさんに財産を残したいと考えたのかもしれません。

『週刊文春』によればＴさんが養女として正式に養子縁組されたのは２０１３年５月。健さん本人が「長年世話になった人に財産を残したい」と望んだためだったそう。

これだけ聞くと、独身を貫いた健さんも最期は素晴らしい女性に看取られて幸せだったのかな？と思ってしまいますが、なぜ、”騒動”が起きているのでしょうか？

「第二のたかじん騒動」と言われる理由は？

実は健さんの関係者の中には、「最期を看取った献身的な養女という美談で報じられていますけど、そんな単純な話ではないんです」と複雑な思いを寄せる人もいるようなんです。

Ｔさんは健さんが亡くなって１カ月ほどが経った頃、健さんの個人事務所・高倉プロモーションに弁護士を介して”今後、高倉健に関する一切の業務は相続人のＴが担当する”、また”１２月２４日付けで東京・赤坂にある事務所を明け渡し、すべての従業員を解雇する”といった内容のメールを送っています。

高倉プロモーションには健さんの秘書のようなお仕事をされていた方が１人いらしたようですが、健さんが亡くなられた以上、お仕事がなくなりますので話し合いをして退職金も納得いく額をお支払いし、１月末で退職してもらうことになったとのこと。

俳優・高倉健亡き後、個人事務所が清算されるのは当然の成り行きかもしれませんが、これまで尽くし、支えてきた従業員からしてみれば、なかなかすんなりとは受け入れられない内容だったのでしょう。

また、Ｔさんは大切な健さんの遺品の始末もどんどん進め始めているようです。

「女性セブン」（１月２２日号）によると、

「Ｔさんは事務所に残っていた”金目のモノ”を全て持ち出し、健さんの仕事関係の資料などを処分するように指示したそうです。事務所スタッフや仕事関係者たちは、健さんの作品はもちろん、未公開写真などを、いずれは記念館を建てて大事に保存しようと考えていたため、Ｔさんの言葉には不信感を抱いたみたいですね」

（芸能関係者）

スタッフたちの彼女に対する疑念は健さんの生前からもあったようです。

「Ｔさんは養子縁組が成立した’１３年の夏ごろからさまざまなことに関与するようになり、健さんの仕事場にも姿を見せるようになったと聞いています。昨年８月の最後のＣＭ撮影の際には、健さんの体調があまりにも悪そうだったために、スタッフからは”早く病院に連れて行った方がいい”という声があがったようなんですが、健さん個人の健康についてはすべてＴさんが管理していたので、強く進言することもできず・・・・・」（芸能関係者）

１０月に健さんが入院してからは、見舞客もＴさんが管理し、スタッフもあまり会うことが出来なかったよう。

また、健さんには福岡で暮らす妹と東京でファッションデザイナーをする甥（妹の息子）がいるそうですが、

「Ｔさんは健さんが亡くなったことを妹さんや甥子さんにもお葬式が終わるまで伝えなかったそうです。さらにＴさんは、”健さんの遺言に従って、お骨はお墓に入れず、散骨する”と話しているみたいで、妹さんは”お葬式にも呼ばれず、遺体にも会えず、お墓参りも出来ないのでしょうか・・・・？”と涙を流しているみたいですよ。（芸能関係者）

この親族への対応についてＴさんの弁護士は「健さんの遺言に従ってなされたこと」というのみ。

 

健さんの遺産は遺言によってそのほとんどをＴさんが相続するそうです。

 

芸能界ではちょうど１年ほど前にやしきたかじんさんが亡くなった際も、亡くなる３カ月前に結婚した３０歳年下妻のさくらさんのことが話題となりました。

彼女も今回のＴさんと同じようにたかじんさんの最後の２年間を献身的に支え、その闘病日記を執筆した『殉愛』（作家・百田尚樹）はベストセラーとなっています。

しかし、その後、さくらさんをめぐるさまざまな疑惑が持ち上がって騒動となり、裁判まで発展しています。

 

高倉健さんという人は、本当に”気配り”の人で、亡くなったあとも悪い話は全く聞こえてきませんでした。もしかしたら、自分の死後のことについても憂いのないよう、細かく言い遺していたのかもしれませんね。

 

しかし、そんな健さんが本当に心を許し、唯一の救いになっていたＴさんだからこそ、もう少し周囲と話し合いながら物事を進めてもいいのではないでしょうか？

 

健さんのようなスターは今後、現れないかもしれません。長い間、健さんが守ってこられた「高倉健」という人物を本人ではなく周りの人が壊していくことは、とても悲しい気がしてなりません。